歯科インプラントの手順: 期待されること

2025/09/11 14:52

歯科インプラント手術にはいくつかのステップがあります。インプラントスクリューの外科的挿入からクラウンの装着まで、このプロセス全体には数ヶ月かかる場合があります。このプロセスの各ステップの所要時間は個人によって異なります。


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期待できることは次のとおりです:

インプラント埋入当日は、局所麻酔で患部を麻痺させ、場合によっては静脈内鎮静法も行います。歯科医師が顎にドリルで穴を開け、そこに人工歯を埋め込みます。この穴にチタン製のスクリューを挿入し、インプラントの上に仮のキャップを被せ、その周囲または上部に歯肉組織を縫合します。この処置は外来で行いますので、当日中にご帰宅いただけます。


数ヶ月かけて、インプラント周囲の骨が自然に成長し、インプラントと癒合して固定されます。このプロセスはオッセオインテグレーションと呼ばれます。

歯科医はクラウンの型を取ります。


インプラントが固定されると、歯科医は仮のキャップをアバットメントに交換し、カスタムメイドのクラウンをアバットメントに取り付けます。

インプラントを支えるのに十分な顎骨が残っていない方もいらっしゃいます。歯周病、遺伝、加齢など、様々な理由が考えられます。このような場合、インプラントを挿入する前に、失われた骨を補うための骨移植が必要になることがあります。骨移植とは、損傷した骨や病変のある骨を新しい骨に置き換える外科手術です。骨移植片は、体内の別の骨(例えば股関節や顎骨)から採取することも、ヒトまたは動物のドナーから採取することも、ラボで製造された人工骨から作ることもできます。

場合によっては、インプラントと骨移植を同日に完了させることができます。これは一回法インプラント埋入と呼ばれます。一回法インプラント埋入の適応となる患者様は、顎骨の骨密度が非常に良好である必要があります。


歯科インプラントのケア

インプラントのケアは、他の歯や歯茎のケアと同じです。つまり、1日に2回の歯磨き、定期的なフロスの使用、そして定期的な歯科医の診察を受けることが大切です。

歯科インプラントは虫歯になりにくいですが、インプラントの周囲の組織は天然歯の周囲の歯肉と同じように歯周病になりやすいです。クラウンのデザインによっては、歯科チームがインプラント周囲の清掃に役立つ特別なブラシを推奨する場合があります。